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道路網をよくするメリットとデメリット

数十年前に比べると、日本国内の道路事情は飛躍的に向上した。高速道路も延伸し、車での移動は非常に便利になり、今もどんどん新設道路や道路幅の拡張など日本国内あらゆる地域で道路整備が進んでいる。

私が居住している和歌山県も、私が子供の頃昭和50年代は、高速道路と呼べるものは大阪府泉南市から和歌山県海南市のみで、車で大阪市内に出るのは非常に時間がかかった。今では、南はすさみ町まで延伸、東は橋本市を経由し奈良県まで京奈和道が開通している。奈良県南部へも移動も非常に便利になった。並行して走るJR和歌山線は、単線でダイヤの殆どが各駅停車のワンマン電車であることから、電車より車で移動した方が格段に速いし便利になった。紀南への移動も、JRきのくに線に乗って新宮市まで行こうと思えば、こちらも車で移動した方が早い。詳しい数値は知らないが、明らかに電車を利用する人は年々減少している。

道路網を整備するという事は、主に車での移動がしやすくなるという事。
これは車を運転することができる人にとっては、非常に便利でありがたい事ですが、逆に車を運転しない人にとっては殆どメリットがない。
道路を整備すると、車を利用する人が増えるので、反対に公共交通を利用する人は減る。公共交通は利用者が減ると採算が取れないので廃止せざるを得なくなり、車に乗らない人は余計不便になってしまう。

車を運転する人もいずれ高齢者になる。運動能力や反射神経の衰えから運転できなくなってしまうと生活が一変する。すでに公共交通が廃れてしまっている地域に住んでいる人は生活に支障をきたす。過疎部では歩いて行ける場所にスーパーや日用品を購入できるお店がないので、買い物には車が必要不可欠。

親子二世帯で暮らしている頃であれば、こういった問題は身内で解決することが出来たが、近年親子が一緒に暮らしている家庭は少なく、子供が近隣ならまだしも県外に移住していると、送迎すらすることもできない。

話が脱線してしまったが、私個人の意見としては、道路の整備も勿論必要だと思うが、同時に公共交通をこれ以上減らさないようにしないと、過疎部では更に過疎化が進行するし、高齢者が関わる悲惨な事故が今後どんどん増えると思う。
自動運転技術は年々進化しているとは思いますが、安全性が確立されるまではまだ10年以上はかかると思います。

私は田舎育ちですが、子供の頃はほぼ毎日、市場仕入れた生鮮食品を満載した移動販売車が決まった場所に来て、そこに買い物に行くというのが当たり前の風景でした。
その後、スーパーや大きなショッピングモールが地方にも進出してからは、そういった移動販売車や田舎にあった小さなスーパーは姿を消し、歩いて買い物に行くという事は無くなったしまいました。

当時は便利になったと思いましたが、今思えばああいう仕組みは車を運転しない人にとってはこの上ない便利な仕組みだったんだと思います。

自分の親も70歳を過ぎ、近い将来車が運転できない日がやってきます。他人事ではないので、何か考えておかないとそうなってからでは遅いと思いつつ、考えてもいい案は思い浮かびません。

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